大阪大学大学院生命機能研究科発生遺伝学研究室(濱田博司教授)は、このたび、体の左右非対称性の形成において、微小な水流が遺伝子産物の安定性をコントロールする結果、左右非対称な遺伝子発現が起こることを、マウスを使った実験により明らかにしました。胚発生期における体液の流れは、様々な局面で遺伝子発現をコント...
大阪大学大学院生命機能研究科の中野珠実准教授らは、映画を見ている時に無意識に生じた瞬き(まばたき)の度に、内省などに関わるデフォルト・モード・ネットワークの活動が一過性に上昇する一方、注意の神経ネットワークの活動が減少することを発見しました。本成果は、長年の謎であった自発的な瞬きの機能的役割の解明に...
2009年に大阪大学文学研究科内の資料収蔵室から古い8ミリフィルム2巻が見つかった。慎重にクリーニングし、内容のチェックを行った結果、文学部(当時)が1964年に行った藤井寺市野中古墳(現在国史跡・世界遺産暫定リスト掲載)の発掘調査を撮影したカラー映像であることが判明。このたび、デジタル化してインタ...
大阪大学大学院工学研究科山内和人教授らの共同研究チームは、X線自由電子レーザー(XFEL: X-ray Free Electron Laser)施設SACLA(さくら)において、原子レベルの表面精度を持つ集光鏡により、世界で最も強いX線レーザーのマイクロビームの実現に成功しました。SACLAで発生す...
大阪大学産業科学研究所生体分子機能科学研究分野の永井健治教授、国立遺伝学研究所の堀川一樹准教授、北海道大学大学院医学研究科の初谷紀幸特任助教、京都大学大学院薬学研究科の樋口ゆり子特定助教らの共同研究グループは、化学発光タンパク質と蛍光タンパク質をハイブリッド化することで、従来よりも10倍以上明るく光...
大阪大学 大学院理学研究科・基礎理学プロジェクト研究センター長 原田明教授らは、環状多糖のシクロデキストリン(CD)と光刺激応答性分子であるアゾベンゼン(Azo)をセンサー&コントロール機能分子としてヒドロゲルに組み込み、光の照射波長に応じて、屈曲したり、収縮または伸長したりするゲルアクチュエータを...
大阪大学大学院工学研究科の細井卓治助教、渡部平司教授、京都大学大学院工学研究科の木本恒暢教授、ローム株式会社、東京エレクトロン株式会社は共同で、高誘電率ゲート絶縁膜(アルミニウム酸窒化物:AlON)を採用したシリコンカーバイド(SiC)パワーMOSFETを開発し、電流駆動力と長期信頼性の向上を達成し...
大阪大学大学院理学研究科 當真賢二氏(日本学術振興会特別研究員(SPD) 、らの研究チームは、日本が独自に作成した天体観測機器によって、非常に遠方で起こったガンマ線バースト現象からの偏光を従来より高い精度で検出し、光の偏りがその長い旅路の間に回転しなかったことを明らかにしました。当研究チームでは、そ...
大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(神経内科学)の望月秀樹教授らは、神経終末部において、神経伝達物質の放出に必要とされるSNARE複合体※1の機能異常によって、α-シヌクレイン※2の集積が生じることを見出しました。本研究は、北里大学医学部の水野美邦客員教授(神経再生医療学講座)、高橋正身教授...
大阪大学大学院生命機能研究科のJuanfan Ruan研究員、加藤貴之助教、難波啓一教授と、フランスCNRSのLong-Fei Wuらの共同研究グループは、電子線クライオトモグラフィー法により、驚異的な速度で高速遊泳する細菌が持つ7連のべん毛モーターの仕組みを解明しました。...
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