2016
全 11 件
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特選 ~ 一年 ~直近一年間でよく読まれている記事順
特選 ~ 三年 ~直近三年間でよく読まれている記事順
- ゲリラ豪雨の予測を可能に工学研究科・准教授・牛尾知雄2016年度大阪科学賞を受賞した牛尾知雄准教授。受賞理由は「フェーズドアレイ気象レーダの研究開発」。ゲリラ豪雨などの予測手法の研究開発などに活用しており、今は次世代型レーダの研究に取り組んでいる。
- 世界中が注目 ノーベル賞受賞の「オートファジー」生命機能研究科・医学系研究科 教授 吉森保胞がたんぱく質を分解し再利用する「オートファジー(自食作用)」。 2016年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東京工業大学栄誉教授と共にこの分野の第一人者と評される吉森保教授は、哺乳類のオートファジーの役割を明らかにし、さまざまな病気との関連を研究している。 大隅教授への思いやオートファジーの「これから」を語ってもらった。
- 「新たな社会調査」で 若者の心に迫る人間科学研究科・教授・吉川徹吉川徹教授を代表とする研究グループは、2015年、メディアなどによる世論調査とは異なる特性を持つ大規模な学術社会調査・SSP調査(Stratification and Social Psychology/階層と社会意識全国調査)を実施。蓄積された過去のデータと比較することで、これからの日本社会を構成する若年層の「社会の心」の変容の兆しを明らかにした。
- 3人の「専門歯車」をかみ合わせ、 免疫システムを解明する医学系研究科・助教・菊田順一/工学研究科・准教授・堀雄一郎/情報科学研究科・助教・瀬尾茂人大阪大学は、学内の若手研究者(45歳以下3名)によるチャレンジングな異分野融合研究を支援するため、「未来知創造プログラム(平成26〜28年度)」を実施。58件の応募から12件のプロジェクトが採択され共同研究が進行している。その1つ、「医工情報の連携による蛍光生体イメージング技術の開発と細胞遊走ダイナミクスの統合的解明」に取り組む、菊田順一助教(医学系研究科)、堀雄一郎准教授(工学研究科)、瀬尾茂人助教(情報科学研究科)のグループに、研究の内容や意義、異分野融合研究のメリットなどについて聞いた。
- 泳ぐ細菌の「べん毛モーター」の 謎にせまる理学研究科・教授・今田勝巳細菌の運動器官であるべん毛は、逆回転も可能なナノサイズの回転モーターが動かしている。生体内で最初に発見された自然の回転機構であり、ギアを切り替えるように回転方向を変え、栄養豊富な場所に移動したり、感染先を探り当てている。今田勝巳教授らのグループは、極めて高性能な「べん毛モーター」の基本的作動原理の解明や、部品の構造解析に取り組み、その成果は将来の感染症予防や新薬開発にも結びつくと期待されている。
- 「光るタンパク質」で医療やエネルギー問題に貢献 未来社会を大きく変革する産業科学研究所・教授・永井健治2008年ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士らの蛍光タンパク質(GFP)で、一般にも広く知られるようになった「光るタンパク質」。iPS細胞の研究や、2014年ノーベル化学賞で注目された超解像顕微鏡の開発でも重要な役割を果たしている。産業科学研究所の永井健治教授らによる、光るタンパク質を使ったイメージング(可視化)技術の研究は、肉眼でも観察が可能な青緑(シアン)色やオレンジ色の超高光度発光タンパク質の開発に成功するなど飛躍的に進みつつある。