2017年4月4日

本研究成果のポイント

・いまだかつてない「生き物のように(気色悪く)動きまわる」ムカデのようなロボット「i-CentiPot」を開発
・自然環境でしなやかに動くロボットを実現するには、高度なAIや複雑なメカニズムが必要と思われがちだが、開発したロボットは、玩具用モーターを利用するなど安価かつシンプルな構造で開発したにも関わらず、複雑な自然環境でも、路面の形状に倣って、生き物のように動くのが特徴
・本ロボットの開発によって、「生物がなぜ生き生きと見えるのか」という生物学的な問いへの貢献だけでなく、運動能力をロボットに付与する研究が進展し、ロボットの飛躍的な能力向上に貢献することに期待

概要

大阪大学大学院工学研究科の大須賀公一教授は、岡山理科大学の衣笠哲也教授、林良太教授、吉田浩治教授、東北大学の大脇大助教、石黒章夫教授らと共同で、いまだかつてないほど「生き生きと動きまわる」ムカデ型ロボット「i-CentiPot(implicit controlled centipede robot)を開発しました。

皆さんは、生物が自然環境の中をしなやかに動きまわるのをみて不思議に思ったことはないでしょうか。ロボットでそれを再現するには、高度なAIや複雑なメカニズムが必要だと思われがちですが、実はそうとも限りません。

今回開発したロボットは、コントローラーやAIといった複雑なメカニズムを一切搭載せずに、市販の玩具用モーターを利用するなど、安価かつシンプルな構造で開発したにも関わらず、複雑な自然環境でも、路面の形状に倣って、生き物のように動くのが特徴です。これには、ロボットの制御をできるだけ自然に任せる「陰的制御」の思想が取り入れられています。

本ロボットの開発によって、「生物がなぜ生き生きと見えるのか」という生物学的な問いに対する答えを示すだけでなく、運動能力をロボットに付与する研究が進展し、ロボットの飛躍的な能力向上に貢献することが期待されます。

特記事項

本研究は、科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業CREST「環境を友とする制御法の創成」(小林(広島大学)、石黒(東北大学)、青沼(北海道大学)、大須賀(大阪大学))の一環として行われました。

参考URL

工学研究科 機械工学専攻 知能機械学部門 動的システム制御学領域
http://www-dsc.mech.eng.osaka-u.ac.jp/

この組織の他の研究を見る

Tag Cloud

back to top