2014年3月12日

リリース概要

大阪大学サイバーメディアセンターの義久智樹准教授は、スマートフォン等のモバイル端末での映像視聴において、従来よりも再生が途切れにくい映像配信システムを開発しました。モバイル端末の映像視聴では、電波状況が変化する等の理由で再生が途切れやすくなっていましたが、開発したシステムにより再生が途切れない映像配信も実現できます。再生が途切れない次世代のモバイルビデオオンデマンドサービスへの応用が期待されます。


開発したシステムを使用している様子

研究の背景

従来の映像配信システムでは、モバイル端末ではなく、パソコン等の据え置き型の非モバイル端末を主な対象としていました。モバイル端末は、非モバイル端末と比べて、数が多い、電波状況が変化する、電力容量に制限があるといった特徴があるため、従来の映像配信システムでは再生が途切れやすくなっていました。映像の視聴中に再生が途切れると、利用者はストレスを感じて映像視聴を楽しめないため、再生が途切れない映像配信が求められています。本研究では、様々な環境において再生が途切れない次世代モバイルビデオオンデマンド配信を実現するため、「ストリームマージ」「予備データ配信」「電池残量適応型再生レート」といった技術を放送通信融合環境に適用した映像配信システムを開発しました。

本研究成果が社会に与える影響(本研究成果の意義)

開発したシステムを用いることで、再生が途切れない次世代のモバイルビデオオンデマンドサービスを提供できます。また、放送通信融合環境を活用しており、テレビ放送や衛星放送といった電波放送とインターネット放送とを組み合わせた映像配信への応用が期待されます。

特記事項

本研究成果は、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)「放送通信融合環境による次世代モバイルビデオオンデマンド配信の研究開発」の助成を受けて得られました。 下記の論文に詳細が記述されています。
Tomoki Yoshihisa, A Mobile Video-on-Demand System for Hybrid Broadcasting Environments, in Proceedings of the International Conference on Advanced IT, engineering and Management (AIM-14), pp. 50-51, Feb. 2014.

参考URL

義久智樹准教授ウェブサイト
http://www-nishio.ist.osaka-u.ac.jp/~yoshihisa/index-jp.html

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