超自然性と社会的優位性とを結びつける心理的傾向の発達的起源
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Announcement Date
2021-05-25
Research Highlight
social_sciences
Term Index
{'items': [{'key': 'dkda1', 'term': '反直観的', 'description': {'blocks': [{'key': '69fim', 'text': ' 例えば、手品で用いられるような、支えも無く物体が浮遊する、瞬間移動するといった物理的直観に違反する性質を指します。これまで乳児は、こうした物理的直観に従うものと、直観に違反するものを区別し、後者に対してより「驚き」を示すことが知られていました。宗教を認知科学的に研究するアプローチでは、こうした反直観的ないしは超自然的な現象を信じることが、世界の宗教に共通するパターンであることが議論されてきました。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'ffisv', 'term': '社会的優位性', 'description': {'blocks': [{'key': '7182s', 'text': ' 社会的な上下関係を示します。こうした社会的関係を示す状況の一つが、優先的に資源を獲得するような状況です。これまで、乳児研究(および動物研究)では、あるキャラクターAが別のキャラクターBよりも優先的に資源を獲得すると期待するとき、乳児が「AがBよりも社会的優位」と理解していると推測していました。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': '14i6q', 'term': '期待違反法', 'description': {'blocks': [{'key': '93lqp', 'text': ' ヒトを含め多くの動物は、予測と反する事象に遭った際は驚いてその事象をより長く注視します(見飽きるまでの時間が長くなる)。この現象を利用した期待違反法は、乳児が事象をどのくらい注視するかを調べることで、乳児がどのような予測(期待、認識)を持っているのか検証する実験法です。本研究では、乳児が「反直観的な力を持つ者は社会的に優位である」という期待を持つと仮説を立て、「反直観的な力を持つ者が資源を勝ち取る結末と比べ、負ける結末を見た際に乳児が(驚いて)その結末をより長く見る」とのロジックに基づいて、乳児の注視行動を検討することで、反直観的な能力と優位性関係の結びつきを検証しました。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}]}
Departments
['hus']
Related Teachers
['孟憲巍']
Teacher Comment
この十年の発達研究から、優位性関係の概念が生後半年くらいからすでに芽生えていること、赤ちゃんが様々な手がかりに基づいて優位性関係を評価していることが明らかにされ、優位性関係の概念や評価手がかりが言語や生後の経験に依存しないことが示唆されてきました。赤ちゃんは大人が思っている以上に「社会的」であるようです。一方、優位性関係を含む人間関係を処理するメカニズムはまだまだ謎に包まれています。私たちの社会性はどこから来ているのでしょうか。ワクワクしながら今後の研究に期待したいです。
Teacher Image
Teacher Name
孟憲巍
Teacher Position
助教
Teacher Division1
人間科学研究科
Teacher Division2
Teacher URL
https://rd.iai.osaka-u.ac.jp/ja/a3d1797a4b4a846c.html
