Research Subtitle:
アルツハイマー病やがんに対する新規の治療薬開発へ

Title Image SP:
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Announcement Date
2017-10-04

Research Highlight
life_sciences_medicine

Term Index
{'items': [{'key': 'term1', 'term': 'セマガセスタット', 'description': {'blocks': [{'key': 'c5bh3', 'text': 'イーライ・リリー社が“γセクレターゼ阻害薬”として開発を試みた薬剤。2009年から行われたアルツハイマー病に対する大規模なグローバル第3相治験(2800人以上が参加)で予想外の“認知機能悪化”などの副作用のため開発が中断された。副作用のうち一部はNotchシグナル阻害や膜表面での基質の集積など、今までの知識で説明できるが、認知機能が逆に悪化したことは説明できないとされていた。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'term2', 'term': 'γセクレターゼ', 'description': {'blocks': [{'key': '7ludg', 'text': 'プレセニリンという細胞膜を9回貫通するタンパク質を中心とする酵素複合体。脂質に富む細胞膜内で数多くの基質タンパク質(~100近くのタンパク質)を分解する。その代表的産物として、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβや成人T細胞白血病を惹起するNotch(ノッチ)シグナル伝達 分子、NICDがある。両者とも生理的に産生されている分子であるが、その産生量や割合が異常であると場合、当該疾患を引き起こすと考えられている。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'term3', 'term': '第3相試験', 'description': {'blocks': [{'key': 'etjet', 'text': '治験は、安全性と有効性を確かめながら段階的に進められる。 第1相(フェーズ1):少人数の健康な成人で、少しずつ「薬の候補物質」の投与量を増やしていき、安全性を確認。 第2相(フェーズ2):「薬の候補物質」により効果が得られると予想される比較的少人数の患者さんで、有効性、安全性、使い方(投与量・投与方法など)を確認。 第3相(フェーズ3):多数の患者さんで、実際の治療に近い形での効果と安全性を確認。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'term4', 'term': '非遷移状態アナログ', 'description': {'blocks': [{'key': '40h6p', 'text': '酵素反応においては、酵素と基質が「遷移状態(最もエネルギーが高い状態)」を形成した後にその生成物を生じる。この過渡的にしか存在しない遷移状態とよく似た構造をもち安定な化合物を遷移状態アナログと呼ぶ。遷移状態アナログ型阻害剤は、ある酵素の中心部位に直接結合して、その酵素の働きを完全に阻害する。γセクレターゼを遷移状態アナログ型阻害剤で阻害してしまうと、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβのみならず、Notchシグナル伝達を司るNICDを含め、~100近くのタンパク質の細胞膜内分解を阻害してしまう。アルツハイマー病根治薬開発においては、これを回避するために非遷移状態アナログ阻害剤が数多く開発された。非遷移状態アナログ阻害剤は一般的に酵素の中心部位以外に結合して、その働きを阻害するものである。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'term5', 'term': 'Notchシグナル伝達', 'description': {'blocks': [{'key': '7s06s', 'text': '生体の分化に重要な働きをするシグナル伝達。Notchタンパク質は生体分化において、そのリガンド分子と結合したあと、γセクレターゼによる細胞膜内タンパク質分解を受けて、Notchシグナル伝達分子、NICDを細胞内の核に放出する。これが過剰であれば成人T細胞白血病を惹起し、過小であれば正常な細胞分化が阻害され様々な障害が生じる。アルツハイマー病の根治薬開発において非遷移状態アナログ型阻害剤が選択されたのは、Notchシグナル伝達を阻害することなく、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβを選択的に阻害することを目的としたためである。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}]}

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['med']

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