高齢者に多いアミロイド病の予防に貢献する新概念
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Announcement Date
2021-01-26
Research Highlight
life_sciences_medicine
Term Index
{'items': [{'key': 'dov7l', 'term': 'アンフィンセンのドグマ', 'description': {'blocks': [{'key': '69l3m', 'text': ' 本来、アミノ酸が一次元につながった高分子鎖である蛋白質は、特異的な立体構造を形成して機能を発現します。この反応は、広がった高分子鎖が折り紙のように折りたたまれることから、「フォールディング」と呼ばれます。蛋白質は自発的にフォールディングする能力があると考えられており、このことを提唱したアンフィンセン(1972年ノーベル化学賞受賞)にちなんで「アンフィンセンのドグマ」と呼ばれます。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'adtut', 'term': 'アミロイド線維', 'description': {'blocks': [{'key': 'c4sug', 'text': ' 変性した蛋白質が凝集すると、ゆで卵の白身のように不定形の凝集を形成すると考えられていました。ところが図1にイメージするように、規則正しく積み重なった凝集体(アミロイド線維)を形成する場合もあることがわかっています。今日、さまざまな蛋白質のアミロイド線維の原子レベルの立体構造が解明され、Protein Data Bankに登録されています。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': 'bd08d', 'term': 'アミロイド病', 'description': {'blocks': [{'key': '3or7o', 'text': ' アミロイド病(あるいはアミロイドーシス)は、アミロイド線維が組織へと沈着して発症する病気の総称であり、アルツハイマー病やパーキンソン病、透析アミロイドーシスをはじめとする多くの疾患が含まれます。アミロイド病には高齢化に伴い発症するもの(孤発性)、遺伝的な原因により若年で発症するもの(家族性)があります。透析アミロイドーシスは透析患者だけが発症するという特徴をもっています。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': '8e04g', 'term': '過飽和状態', 'description': {'blocks': [{'key': '7poci', 'text': ' 結晶は、溶液中の物質の濃度が溶解度を越えたときに形成されます。しかし、物質の濃度が溶解度を越えても直ちに結晶は析出せず、このような状態を過飽和状態と呼びます。水が氷になる場合、氷点下にしてもすぐに氷ができない状況を過冷却と呼びますが、過飽和と同じ現象です。過飽和は結晶析出に必要不可欠の状態です。また、過飽和状態の溶液に既に出来上がった結晶をわずかに加えると、それを種として結晶が生成する「シーディング」が起こります。アミロイド線維の特徴もシーディングされることです。 ', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}]}
Departments
['protein']
Related Teachers
['後藤祐児', '野地真広']
Teacher Comment
アミロイド線維を理解することは、高齢化社会の特に重要な研究課題として、世界中で研究が進められています。中でもクライオ電顕を用いたアミロイド線維の構造解析が威力を発揮しています。他方、アミロイド線維の形成機構には多くの謎があり、「溶解度」や「過飽和」といった物質の基本的性質に基づく本研究は、新たな切り口からアミロイド線維研究の地平を開拓するものです。水が氷になる現象を支配する「過飽和」という古典的な物理化学の現象は、蛋白質科学、生命科学においても極めて重要な役割を担っています。
Teacher Image
Teacher Name
後藤祐児
Teacher Position
特任教授
Teacher Division1
国際医工情報センター
Teacher Division2
Teacher URL
http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?l=ja&u=2495&k=%E5%BE%8C%E8%97%A4%E7%A5%90%E5%85%90&kc=1&sm=keyword&sl=ja&sp=1
