ミトコンドリアDNA内包エクソソームを標的とした新規治療法の可能性
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Announcement Date
2023-09-08
Research Highlight
life_sciences_medicine
Term Index
{'items': [{'key': '3pmib', 'term': 'ベーチェット病', 'description': {'blocks': [{'key': '5655n', 'text': 'ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ様潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの主症状とする慢性再発性の自己免疫性疾患で、厚労省が認定する指定難病です。トルコのイスタンブール大学皮膚科 Hulsi Bechet教授が初めて報告し、この病名が付けられています。日本をはじめ、韓国、中国、中近東、地中海沿岸諸国によく見られるためシルクロード病とも言われています。治療には、好中球の遊走を阻害し痛風で用いられるコルヒチンやステロイド剤を含む免疫抑制剤が用いられます。また、治療で十分な効果を得られないと失明などの重篤な合併症を認める事もあるため、重症例にはTNF-a阻害薬を用います。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': '46n9k', 'term': 'ミトコンドリアDNA(mtDNA)', 'description': {'blocks': [{'key': '5jo9b', 'text': 'ミトコンドリアに含まれるDNAで、ミトコンドリアを構成するタンパクなどの情報がコードされています。ミトコンドリア内膜の内側であるマトリックスに存在し、感染症などによる刺激を受けると、ミトコンドリア内部から細胞質へ漏出します。漏出したmtDNAは細胞内のmtDNAセンサーに認識されて様々なサイトカイン産生を誘導し、炎症を強く誘導ことが知られています。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': '24b2a', 'term': 'エクソソーム', 'description': {'blocks': [{'key': '9io3n', 'text': 'エクソソームはあらゆる細胞から分泌される直径50-150nmの細胞外膜小胞です。その表面は脂質二重膜で囲まれていて、内部にはmRNAやマイクロRNAなどの核酸、タンパク質、脂質などが含まれています。細胞から分泌されたエクソソームは、血液、組織液、尿などの体液に存在し、細胞間・組織間情報伝達に関与します。近年、リキッドバイオプシーとしてエクソソームから疾患特異的バイオマーカーの探索や、エクソソームを用いた薬剤輸送や遺伝子治療など、幅広い臨床応用が期待されています。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}, {'key': '1f0gp', 'term': 'パイロトーシス', 'description': {'blocks': [{'key': '710ki', 'text': '細菌、ウイルス、真菌、現生成物の細胞内感染時に誘導されるプログラムされた細胞死の一種です。細胞内感染や病原体成分 (PAMPs) 等に細胞が暴露されると、インフラマソームと呼ばれるタンパク質の集合体が形成され、タンパク切断酵素であるカスパーゼ1が活性化されます。活性化したカスパーゼ1は、下流分子であるガスダーミンDを活性化しそれにより細胞膜に穴が開けられ、細胞は膨化して細胞死に至ります。その際に様々な細胞内物質 (DAMPs) を放出し強い炎症を誘導することからパイロトーシスと命名されています。', 'type': 'unstyled', 'depth': 0, 'inlineStyleRanges': [], 'entityRanges': [], 'data': {}}], 'entityMap': {}}}]}
Departments
['med']
Related Teachers
['小中八郎', '高松漂太', '熊ノ郷淳']
Teacher Comment
ベーチェット病は、従来の治療では十分な効果を得られず、失明など日常生活に大きな支障をきたす患者さんも少なくありません。今回の我々の研究成果により明らかとなった病態のメカニズムが新規治療薬の開発につながり、ベーチェット病で苦しむ患者さんの一助になれば、研究に携わる医師としてこれ以上の喜びはありません。(小中八郎さん)
Teacher Image
Teacher Name
熊ノ郷淳
Teacher Position
教授
Teacher Division1
医学系研究科
Teacher Division2
Teacher URL
https://rd.iai.osaka-u.ac.jp/ja/cf8a0b39aebc617f.html?k=%E7%86%8A%E3%83%8E%E9%83%B7%E6%B7%B3
