2018年2月22日

【お口の相談コーナー】嚥下のリハビリってどんなことをするのですか?

歯学部附属病院
顎口腔機能治療部 部長  阪井 丘芳

食べることはいくつになっても楽しみの一つです。嚥下(飲み込み)は口から取り込んで胃まで送り込む一連の動作からなっています。この嚥下の機能は高齢になると徐々に低下し、うまく飲み込めなくなることがあります。うまく飲み込めなくなると、低栄養や脱水が生じたり、誤嚥による肺炎になりやすくなります。なによりうまく食べられないと食べる楽しみを失うことになるのです。

「飲み込みにくいと感じることはありませんか?」楽しみである食事をいつまでも続けるために、簡単な嚥下リハビリで嚥下の機能低下を防ぎましょう。飲み込むときは首の筋肉が、のど仏を上に引き上げることで食道の入り口が開き飲み込めます。加齢により首の筋力が低下し、のど仏が下に下がってきます。そうするとのど仏が上に上がりにくくなり、食道が開きにくく飲み込んでも、のどに食事が残り飲み込みにくく感じます。そこで、首の筋肉を鍛えると嚥下の機能低下を防ぐ効果があります。家庭でできる簡単な首の筋肉を鍛える嚥下リハビリがおでこ体操(図1)と開口訓練(図2)です。継続して筋力低下を防ぐことが大切なので、ぜひ続けてみてください。

嚥下の機能低下は加齢だけでなく、特に脳梗塞、認知症やパーキンソン病が原因となることもあります。「そのような病気をお持ちで、むせる、熱がでるなどの症状がある方がいませんか?」おられたら、当院顎口腔機能治療部までご相談ください。

(2015年1月「大阪大学歯学部附属病院広報誌 News Letter vol.02」より)
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